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僕のうちの前は少し広い通りで、歩道があり桜の街路樹で桜並木になっている。うちに遊びに来る人はみな、桜が咲いたら綺麗だろうねえ。などと言っている。今のアパートに引っ越してきてちょうど2年。やっとまた、桜の季節になった。
今年の桜は一気に咲き誇り、かぜの強い日曜日にあっという間に散ってしまうかと思ったが、みごとな桜吹雪にも耐えて残った花びらが、今も葉桜の風情を感じさせてくれている。 ここまで散ってしまってはもう、桜を見上げて歩きはしないが、ふと視界の中に翻ってくる花びらが、なんとも名残り惜しい。 僕は今まで、桜の名所といわれる場所や、離れた場所に花見に行ったりしたことはほとんどない。自分から行った事といえば一度も無い。基本的には普段の生活圏内の桜を楽しんで終わってしまうし、それでじゅうぶんだと思っている。 夏には、鮮やかな緑に覆われていた桜。身を固くして裸で冬を越す桜。遠目にも日々つぼみが膨らんでくるのがわかってきた桜。 たとえ一本の桜木でも、一年中、僕の通る道で季節ごとに様々な姿を見せてくれた桜。そのさくらが、今年も見事に咲き誇ってくれた事がうれしい。 散る花に人の命を例える事は多い。特にまだ、綺麗で瑞々しいままの花びらを惜しげもなく散たしてゆく桜の花は、武士道的な潔さや、その淡い控えめな香りはそれだけで理想の日本人像なのだと思う。 自己主張の強い欧米人などが、バラの花を愛するのも、あれが彼らの理想なのかもしれないと思いました。 さらば桜花、また逢おう。(=∇=)ノ~ PR |
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